TNC AjaxWikiSite Module における Wiki では、各ページは（フロントページを除いて）必ず上位ページを持つ仕様になっており、
（この仕様のため、TNC AjaxWikiSite Module における Wiki では、孤立ページを生じさせないようになっています。）
各ページ下部の インフォメーションエリア には、上位ページ（親ページ）へのリンク（ParentPage）が設けられています。

このリンクを使うことで、具体的には、
あるページが他サイトからのリンクにより表示された場合や、
Wiki 内の他のページからのダイレクトリンクにより表示された場合であっても、
そのページの上位ページ（親ページ）にアクセスすることができるわけです。
もちろん、あるページが上位ページからのリンクにより表示された場合にも、
このリンクを使うことで、再び上位ページに戻ることができます。
（ただし、後者の場合には、１つ前に見ていたページへのリンク を使うこともできます。）

「各ページは（フロントページを除いて）必ず上位ページを持つ」、すなわち、
「孤立ページが存在しない」という仕様により、
TNC AjaxWikiSite Module における Wiki では、フロントページを頂点するツリー構造が形成されることになります。
この特徴のため、フロントページを起点として、ツリーの下り方向に対しては、
リンクをたどって全てのページにアクセスできることになります。
そして、さらに、この「各ページは（フロントページを除いて）必ず上位ページへのリンクを持つ」という特徴により、
ツリーの下り方向だけでなく、ツリーの上り方向へも、リンクをたどって情報探索できるようになっています。
後者の特徴のため、フロントページからだけでなく、Wiki 内のどのページからも（ツリーの最下位のページからも）、
他の全てのページに対して、リンクを経由して連携している状態が形成されていることになります。
この２つの特徴のために、
Wiki の閲覧者は、リンクをたどることで、Wiki 内をくまなく自由に情報探索できるようになっています。

上位ページ（親ページ）へのリンクを持つという特徴は、それだけを見れば非常に小さな特徴のようにも思えますが、
情報・知識の体系的な取得を促進することになるため、
当モジュールの開発者としては、情報共有という観点において、非常に大きな効果をもたらすものではないかと考えています。