Tweet Synthesiser

as a Field

for Thinking Collaboration

■ TwitterへTweetをポストする・ポストしたTweetをキュレートして表示する
■ 将来的には、マイクロブログシステムと連動した「知識創造」機能の提供を目指す
モジュールの概要
コラム「Twitter、スモールワールド・ネットワーク、知識創造」では、「Twitter のようなマイクロブログシステムは、組織において『知識創造』のための場となり得る」との結論を得ました。「TNC Tweet Synthesiser Module(Twitter 上のアプリケーション名:TweetSynthesiser)」は、それを受けて、マイクロブログシステムの知識創造機能をより有効に発揮させることを目的として開発しています。連携するマイクロブログシステムとしては、デフォルトでは、Twitter を想定しています。ただ、API の部分を変えることで、他のマイクロブログシステムとの連携も可能となっています(要カスタム対応)。現状では、ログインユーザーを対象として、Twitter への「Tweet の投稿機能」「過去 Tweet の取得機能」「Tweet の表示機能(スライドショー)」しかありませんが、現在も開発進行中であり、将来的には、アプリケーションの名称に相応しい「知識創造」機能の実装を目指しています。
開発履歴
2013年07月08日 UPDATE|Twitter API 1.1 に対応しました。
2011年08月22日 UPDATE|「Home Timeline」「Friends Timeline」「User Timeline」の表示(閲覧)・取得に対応しました。
2011年07月26日 UPDATE|予備サイト上で作成したTweetを、実運用サイト経由でポスト可能にするワークフローに対応しました。
2011年07月04日 LAUNCH|当サイトにて、実運用を開始しました。Information No.0026
開発履歴(詳細)
2013年07月08日 UPDATE|Twitter API 1.1 に対応しました。
Twitter 社における Twitter API 1.0 の提供終了・Twitter API 1.1 への一本化に伴い、当モジュールも Twitter API 1.1 に対応しました。また、それに関連して、Twitter 社による サードパーティ・アプリケーションに対する要求(requirement)に対応するために、当モジュールをインストールしている Drupal サイトにおけるログインユーザーの方だけでなく、非ログインユーザーの方に対しても「Reply」「Retweet」「Favorite」を可能とするようにしています。なお、非ログインユーザーの方の「Reply」「Retweet」「Favorite」に関しては、当該サイトではそれに関連するデータを一切保存しない仕様としています。具体的には、非ログインユーザーの方が「Reply」「Retweet」「Favorite」する際には、Twitter 社のサイトにおいて当アプリケーションを「Authorize」する必要がありますが(この点はログインユーザーの方であっても同様)、それを行ったとしても当アプリケーションが可能であるのは、その一回限りの「Reply」「Retweet」「Favorite」というアクションを仲介することのみであり、非ログインユーザーの方が別の「Reply」「Retweet」「Favorite」を行う場合には、その都度「Authorize」が必要になるということです。すなわち、Twitter 社のサイトにおいては、ユーザーの方が当アプリケーションを「Authorize」した場合には、その関係性は当該ユーザーが当アプリケーションを「拒否」するまで永続化されますが、当モジュール(アプリケーション)をインストールした Drupal サイトにおいては、当該ユーザーがログインユーザーか、もしくは、非ログインユーザーかという点が重要であり、非ログインユーザーとの関係性は通常のアクセスと同様にその都度その都度の一回限りものであるということです。そのような仕様としている理由は、当モジュール(アプリケーション)は、一般的な Twitter アプリケーションという位置付けではなく、本来的には、Drupal サイトにおけるログインユーザーの方による Tweet 投稿を可能にし、そのコンテンツに基づく知識創造を目指すものであり、非ログインユーザーの方に対するサービスは付加的なものであるとの位置付けとなるためです。

2011年08月22日 UPDATE|「Home Timeline」「Friends Timeline」「User Timeline」の表示(閲覧)・取得に対応しました。
Home Timeline」は、自分自身が Twitter にログインした時にデフォルトで表示されるタイムラインであり、「自分の Tweet」「自分の Retweet」「Following の Tweet」「Following の Retweet」で構成されています。「Friends Timeline」は、「Home Timeline」から Retweet を除外したもの、つまり、「自分の Tweet」「Following の Tweet」から構成されるタイムラインです。「User Timeline」は、「そのユーザーの Tweet」のみで構成されるタイムラインです(「そのユーザーの Reweet」は含まれません)。今回の対応により、当モジュール(TweetSynthesiser)を利用して、Twitter 上で公開されているほぼ全ての Tweet の閲覧・取得が可能となりました。これらは、第一義的には、当モジュールを、Twitter を対象とした情報収集、いわゆる「傾聴のマーケティング(*1)」のためのツールとして機能させる事を目的としていますが、その結果、副次的に、当モジュールをシンプルな Twitter クライアントとして用いる事も可能となっています。

2011年07月26日 UPDATE|予備サイト上で作成したTweetを、実運用サイト経由でポスト可能にするワークフローに対応しました。
この機能により、当モジュールを公開サイト上で用いる場合に、イントラネット上にある予備サイト(開発用サイト)などと実運用している公開サイトを連携させることが可能となります。具体的には、予備サイト上で作成した Tweet を、組織の内部的な承認を得るなどした上で(この機能については別途要実装)、予備サイトから実運用サイトに送信し実運用サイトから Twitter へとポストしTwitter からの情報を実運用サイトを経由して予備サイトへと戻す、という一連のワークフローを滞りなく実行することが可能となります。この結果、実運用サイト上での作業を最小限に留めると共に、実際に Twitter へとポストされた Tweet に関しては、一連のワークフローの遂行により、実運用サイトと予備サイトのデータを同期させることができます。また、頻繁に発生すると考えられるこのワークフローにおいて予備サイトから実運用サイトへのアクセスは Ajax 化されているためストレス無く(実運用サイトへの負荷も少なくして)最小限の時間と手間により作業遂行できるようになっています。

2011年07月04日 LAUNCH|当サイトにて、実運用を開始しました。Information No.0026
※参考:フロントページアプリケーションページ

*1傾聴のマーケティング
ユーザーの言動・行動等からユーザーを受容的・共感的に理解する事により、ユーザーにおいて潜在化している真のニーズを把握する事を目的とするマーケティング活動、のこと。近年、一般においても、徐々にその重要性に対する認識が高まりつつあるようです。マーケティング活動の下流工程に該当する「プロモーション」「販売促進」などの、一般的に流布している通常のマーケティング概念と区別するためにわざわざ「傾聴の」という形容詞が付けられていますが、これが本来的なマーケティング活動(=マーケティング活動の根幹・出発点・上流工程)であるのは言うまでもありません。